挑戦する先輩たち

2011年度ご卒業 入江智子先輩

2011年度ご卒業の入江智子先輩は今も青年会議所の理念の下、挑戦を続けておられます

2011年ご卒業入江智子先輩(2015年度おとくにしんぶん7月号 挑戦する先輩たち)

-まずは乙訓青年会議所に入会した当時の事を教えてください。-

 

私が入会した時は水商売をしていました。その当時は色々なJCの話や噂を知っていたので正直JCに偏見もあってあまり好きではありませんでした。

でも店がいっぱいになるぞとの言葉に惹かれ、また入会の際に色々と骨を折ってくれた当時の先輩や委員長がいてくれてとりあえず入会をしました。

 

最初は適当な気持ちで入会をしたのですがそのうちに自分の中で乙訓青年会議所に対しての考え方が変わってくるようになりました。なぜこの人達はこんなに自分の為に必死になって喋ってくれたり教えてくれるんだろう。と自分の中で少しづつ自分の為だけに生きていた自分を見つめ直すようになっていきました。

 

その当時お世話になった先輩達とは今もお付き合いがあり非常に感謝しています。

 

 

-今先輩は介護の勉強をして国家試験に合格され、また新しい事に向けて挑戦をされておられると思うのですがその経緯と心境の変化などを教えて下さい。-

 

卒業する少し前の朝方に別のLOMの理事長と偶然四条烏丸で出会いました。

その時にその方がこんな事をおっしゃられました「おまえはJCを卒業したら何をしようと思っている?人間は40歳がターニングポイントやと俺は考えている。何か転換しないとって思って今動いてるねん。」その言葉が少し胸に引っ掛かり、私も色々と今までの自分を見つめ直してみました。

 

その当時の私の身辺には色々と問題が出てきていて、私は人の世話ひとつ出来ないんだなと、いつも誰かに助けられてる自分なんだなと痛感した事がありました。

自己満足の貢献ではなく本当の意味で誰かに貢献をしたい。私も社会の役に立ちたい。そんなふうに考えるようになり、社会的弱者の人の為に介護の勉強をしよう。

 

私の今の目標はいつかそんな自分ばかりだった私が人の前で少しでも自分の経験を活かして誰かの為に喋る事が出来たら。その為には国家試験も必要なので勉強して資格をとりました。今度は教壇に立って人に教える為に日々学んでいる最中です。いつか自分も社会の役に立ちたいと自分と戦っているところです。

 

 

-今の現役メンバーにひとこと-

 

今の現役メンバーの方を見ていますと本当に色々な事業を一生懸命されていると思います。

でも今、私が大好きな乙訓青年会議所の良い部分がなくなってきてはいないかなとも感じます。

 

青年会議所として立派なメンバーになる前に人としての気遣いや心配りや最低限の思いやり、そして熱い気持ちは持っておいて欲しいと思います。

ある乙訓の歴代理事長のスローガンに「挑戦!自己改心…そして本物へ」という言葉があります。私も今いつか本物になりたいとまさに挑戦しているところです。

 

現役メンバーの皆さまに置かれましてももっともっと自分の理想を持ち、色々な事に挑戦して欲しいと思います。乙訓青年会議所が素敵なメンバーが集まるLOMであることを祈っています。

 

(記事 清水野分)